アジアチャンピオンに輝いたJapan National Team。
今度は世界に向けて挑戦が始まります!!

RESCUE 2006 全日本代表チーム 出陣です!!


写真 左より:川上さん(ボランティアスタッフ)
相澤さん(JLA国際担当):遠藤 全日本代表監督
青木ヘッドコーチ:西嶋さん(ボランティアスタッフ)

 強い全日本の舵取りを任された皆様です。
 
 遠藤 大哉 全日本代表監督を中心に、夜遅くまでミーティングが続きます。
 日本ライフセービング界が誇るトップ選手たちの能力を最大限に引き出すため、議論が行われます。

 西嶋さん・川上さんは得意な英語を活かし、現地での交渉にあたってくれました。また、国際担当の相澤さんは、大会本場からの情報収集を行ってくれました。正確な情報が入手できにくい世界大会において、力強いサポートであったことは言うまでもありません。ありがとうございました。そして、遠藤 監督・青木 コーチによるチームコーディネートにより、強い全日本は支えられました。
 
 多くの方々のご支援により、全力で戦い抜きました。

プールイベント開催 !! 世界大会の開幕です。

 会場の中心には日の丸。これもアジアチャンピオンへの配慮でしょうか・・・。
 
 国と国とのプライドと意地の張り合いが始まります。



(RESCUE2006 ALL JAPANNATIONAL TEAM)
今シーズンの日本トップ選手が集いました。


(会場風景。手前:長竹選手)


(レースの作戦を練る池谷・林選手)


(召集を待つ林・青野選手)

 世界大会では珍しく、屋外プールでの開催となった今大会。会場はこの競技会のために作られたプールです。水深1.8m、記録が狙いやすい条件でした。

200m スーパーライフセーバ 12位 入賞。予選通過タイムにて日本新記録更新 !!


(順位決定戦:B決勝 コールを受けます)


(決勝レーススタート。反応速度はほぼ同じです!!)

 200mではあおりで運びました。後半のフィンスイムへの負担を減らすためです。

 フィンスイムへ!!装着のタイミングでレース展開がいっきに変わっていきます。
 ここから、後半戦の勝負です。

 フィン・チューブを用いてマネキンを引っ張ります。
 補助には青木コーチ。スムーズな装着をジェスチャーで教えてくれました。
 最後の50m、懸命にキックを打ちラップタイムをあげます。

 レースフィニッシュ!! 結果の確認へ視線が移ります。
 やはり上位人は速かったです。後半で差がつけられた気がします。

 日本人男子では初のB決勝進出となったスーパーライフセーバーです。 

 見事、B決勝4位でフィニッシュ!! 全体の12位でレースを終えました。
 各国二人の出場枠がある200mスーパーライフセーバーでの入賞は、前回大会を大きく上回るものです。

 この種目には林・青野選手がエントリー。青野選手は自己ベスト更新を果たすも、僅差で17位でした。
 
 大会当日は非常に過密スケジュールで、レース間が短く予選はタイム、決勝は勝負に徹するレースが多かったように思います。

 50mマネキン アジアチャンピオンを襲った規定改正 !!


(現地にて取材を受ける鈴木 選手)
 エントリータイムは4位。トップのエレナ(イタリア)選手以外は1秒以内にひしめく大混戦の50マネキン。鈴木選手の持ちタイムからは決勝進出は確実と目されていた。


(スタート直前、好調をアピールする鈴木 選手)

 しかしながら、決勝進出はならず順位決定戦へ。ベストタイムから3秒遅れる40秒でフィニッシュ。13位に終わった。敗因はマネキンの重量変更にともなう重心のズレであった。

 大会当日の鈴木選手は絶好調。それを証明したのが、4×50障害リレー決勝での第一泳者の泳ぎである。なんと彼女はトップで引き継いだのだ。ライフセービング界、世界トップスプリンターが集うレースでのトップは見事、諸外国の選手からも一躍注目を集めた。
 
 しかし、マネキンの重さが違っていた!!日本で使用するマネキンは約60kg、重心も中心に位置しているのだが、今大会では約65kgのマネキンを使用。製造メーカーが変わったことで錘が付け加えられたのである。
 マネキンを担ぐスタイルの鈴木選手にとってこの差は、後半のスイムに大きな影響を与えた。トップ選手の中で一人、体が浮いてこないのである。諸外国の選手は、すでに新型マネキンへの調整がすんでいた。アジア最強国、日本だけが遅れていたのである。
 
 救助の原点とも言うべき50mマネキンキャリーレースにおいて、日本人はパワーの差から勝つのは難しいのではないかと思われていた。そこへ真正面から対抗していったのが鈴木
(佐弥子)・鈴木(一也)(アジア大会代表) 選手である。二人の自己ベストならば、決勝進出・メダル獲得を狙えるのである。そうした背景を考えると、今回の結果は非常に悔しいものである。未だかつて世界大会プールイベントでの国旗掲揚がなかっただけに、大きなチャンスを逃してしまったと思う。

 キャプテンとして情報収集に敏感になれず、違いに気づくことが出来なかった。ただただ、反省するばかりである。この教訓をぜひ今後に活かしていただきたいと思います。
 「世界大会はある意味、情報戦だ!!」との監督の一言が頭から離れないでいます。 

SERC 10位!! 救助では勝ち、ルールに敗れました。
(RESCUE2006 SERC TEAM:北矢選手・稲垣選手・池谷選手・林選手)


(下見を行うSERCチーム)


(召集に向う選手たち)


(2分間を終え退場)


(RESCUE2006 SERC TEAM)
 救助の原点を思い返し、早い救助を念頭に作戦を立てました。救助の速さでは諸外国を圧倒するも、得点につながらりませんでした。
 どうやらコーディネート力がないと評価されたようです。
 世界大会では評価基準が細かいうえに、チーフジャッジによる全体の評価も加わります。
 速い救助に対するチーフジャッジの判断は厳しいものでした。
 救助活動としては最高でしたが、競技ルールに負けてしまいました。


(ブレットコーチから指導を受ける選手たち)

オーシャンイベント開催 !! 世界大会 後半戦へ。戦いの舞台が変わります。


会場風景:オーロラビジョンにてレースが放映されます。
本場の国ならではの演出に選手たちのテンションも上がります !!


(参加国の国旗が並ぶ入り口)


(コンディションを確認する選手たち)

 タップリンリレー:スキーにて出場。オーシャンイベントの最後はレースとなったタップリン。日本の総合力の強さが発揮された好レースとなりました。
 メンバーはスイム(青野)・ボード(青木)・スキー(林)。この順番でのレースとなりました。
 優勝はニュージーランド、オーストラリア・南アフリカ・アメリカと続きます。


(スタートラインに向います)


(後ろ:青木 選手)

 青野選手の勢いをそのままに、青木選手が奮闘。

 5位争いは日本・イギリスに絞られました。 ほぼ同時にスタートから沖へ、最終ブイから引き離されてしまいましたが、スペイン・フランスの追随を許さず最終ランナー、池谷選手へ。
 
 見事6位入賞を果たしました。


祝!! ビーチフラッグ準優勝 !! 北矢 選手。

 全日本決勝と同じ顔合わせとなった、ビーチフラッグ決勝。軍配はモーガン選手(ニュージーランド)に。分かり合うもの同志のレースは熱くフェアーなものでした。
 レース後の二人へのインタビューが印象的でした。



(表彰台で日の丸を背負う北矢選手)


(ビーチフラッグ 世界トップ3でのフォトセッション)


(北矢 選手のメダルを奪い、記念撮影。)

 今大会、初の日の丸掲揚。
 オーシャン競技での上位進出は多かったものの表彰台が遠かったです。
 それでも、若い選手たちが才能を発揮し、最後まで粘りあるレースを見せてくれました。長竹選手は個人種目ですべて決勝進出。トップ16に入る偉業を達成しました。また、女子では中曽根選手が伊藤選手とともにボードレスキューにおいてメダル争いを演じました。
 藤原選手の前回大会に続き6位入賞は、しっかりと世界に存在感を示したと思います。
 男子ビーチリレーは2大会連続のメダルが期待されましたが、結果は5位。他国が力をつけてきたと実感しました。

 日本から多くの方々が会場へかけつけてくれました。
 今回の代表チームの好成績は皆様の支えがあってこそです。
 声を張り上げての声援、献身的なサポートは私達の大きな支えになりました。
 レースへ向う選手たちを温かく送り出していただき、ありがとうございました。

 大会最終日、クロージングセレモニーのパレードの後、監督の胴上げが始まりました。

 事前合宿・チーム作りまで、選手たちが最高のパフォーマンスを発揮できるよう奔走していただきました。ありがとうございました。

ご声援、誠にありがとうございました。

 ご声援、ありがとうございました。
 ベテランと若手が混在となった全日本代表チーム、実力は未知数でしたが終わってみれば総合12位と過去最高の順位を獲得することが出来ました。
 
 各選手、それぞれの思いを持ち世界大会を迎えました。
 プレッシャーを乗り越え全員、全力を出し切れたと思います。左の写真はオーシャンイベント終了後の一枚です。
 全員の笑顔がレースを物語っています。代表選手の皆さん、大きな夢をありがとうございました。
 
 代表チームへボランティアスタッフとして同行していただいた、青木コーチ・西嶋さん・川上さん、力強いサポートありがとうございました。

BACK