Asia Pacific ILS
Lifesaving Championships 2007
Result report

　非常に厳しい中での海外派遣でした。選手達はプールでの練習を満足にできないまま結果だけを求められました。その重圧は計り知れないものだったと思います。

　チームの勢いをつけたのが植松 選手。自己ベストとともにシーズン日本最高記録での準優勝。彼女は補欠から代表チームに召集されたメンバーで、どこまで戦えるかは未知数でした。しかし、その才能が爆発したんです。それに触発されたのが青野・井口両選手。2人とも日本記録を更新する快泳を見せてくれました。

　特に青野 選手のタイムは驚異的な記録です。世界大会でも上位を狙えるタイムに感動しました。そして、日本人選手もプールでは負けないレベルに来たんだな、と確信しました。

　全日本の活躍はアジア諸国にも影響を及ぼしています。
　特に目立ったのは台湾チーム。前回大会よりも確実に実力をつけてきました。話によると2009年ワールドゲームズにむけ、ライフセービングトップチームを編成。強化練習に取り組んでいるそうです。彼らの自己管理は徹底しており、私たちも見習わなければいけないと感じました。
　そして、香港チーム。前回メンバーが実力をつけタイムを上げてきました。メドレーリレー女子では日本チームとの大接戦を演じました。2年前では考えられない展開です。

　諸外国も着々と実力をつけてきています。アジアから世界のトップへ!!その先陣を日本が切っていってほしいと思います。
　プールの条件（水深不足）から記録は参考記録となりましたが、タイムが出たことは事実。日本もここまで来ました。一覧をご覧下さい。